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第6回の原作は『予知夢』の第一章『夢想る(ゆめみる)』。大変優れた着想なのですが、一つ問題があります。真相がミエミエだという……。 今回も、脚本化にあたっては大きな変更点がいくつかあるのですが、これまでの「ガリレオ」放送エピソードの中では初めて、脚本の設定のほうが、原作のそれより優れていると感じました。原作にあった細かな矛盾点や、物語の不自然な流れ方が、この設定変更によってスッキリと解決できるようになっているからです。しかし残念なことに、そこまでにとどめておけば良かったのに、余計なエピソードを付け加えたりしたため、新たに不自然なポイントがいくつか生まれてしまいました。また、原作を読んだときに感じた「真相の見えやすさ」も、これでは解消されません。 まず最初の変更点として、このエピソードでのいっぽうの主人公とも言える男・坂木(新井浩文)の名が、「信彦」というごく一般的なものから、やや特殊な「八郎」に変えられ、職業も家業の電気工事業を手伝っているというのが、インチキ占い師になっています。名前の変更はおそらく、子ども時代からの「ハチ」という呼び名から受ける印象の強さと、絵に描くサインにしたときのデザイン性を演出するためのものでしょう。また、職業の変更に関しては、原作ストーリー上の問題点を解決する方法の一つとして、なかなか面白いやり方だと思います。 占い師が、ああいうふうに自分の「守護天使」とやらを看板に掲げるものなのかどうかはよくわかりませんが、少なくともこれで、原作では全く説明されていなかった「森崎礼美と、坂木が知り合ったきっかけ」の部分はスッキリしたと思います。また、坂木が子どものころ親しく出入りしていたのが、原作では本などのデザイナーの事務所だったのが、画家の家に変更されているところは、説明不足だったり、不自然だったりする点をスマートに解決する方法として、非常に優れていると思います。 たとえば、特殊な窓の形と、小学校のときの文集に描かれた図柄の一致。これは、原作では人形を媒介としたつながりになっているのですが、それはいかにも不自然で、理解しにくかったところなのです。デザイナーから画家への変更によって、たとえばサインの形の相似とか、それが象徴している現実の森崎礼美との隠れた関係を暗示するところなど、ポンと膝を打ちたくなるほどよくできています。 しかし……例によってやりすぎのところが、今回もたくさん。そのため、ストーリーの合理性が台無しになっている部分もあり、また、いつもにも増して、不可解なセリフの応酬も多かったように思います。まず、亡くなった画家・北野宗平に関する設定。そして、内海刑事こそが坂木の記憶の中の森崎礼美そのものだったというこじつけ。この2つが、その矛盾を生み出してしまったポイントになっています。 というのも、「北野宗平」は、坂木の母親によって「有名な画家の先生」だと言われており、事実、芸術大学でもない湯川の大学に、普通に画集が置かれている程度には、知名度のある画家だということになっています。それほどの画家が、あんなボロ家に住んでいるっていうのもおかしいですが、それはまあ良いとしましょう。しかし、こういう芸術家が亡くなった後というのは、必ずその生涯を調べ上げようとする研究者や美術評論家などが存在するものです。 すると、彼の代表作である「礼美」という女性を描いた連作なるものが、一体誰をモデルに描かれたものであるのかなど、当時の人間関係を追っかけていく研究者の手によってすぐに明らかにされてしまうのが普通なのです。確かに、森崎家で調査したとしても、その事実を奥さん(手塚理美)が公表したとは思えません。しかし、絵や絵描き唄を教わるほどにしばしば出入りしていた子ども時代の坂木や内海の家に、調査の手が伸びなかったとは考えにくいのです。 さて、その内海刑事(柴咲コウ)は、坂木の母親が北野の名前を出したときに、彼に関して、こういう順番で記憶を取り戻していきます。「奥さんが凄く優しくて」、「先生には絵描き唄を教えてもらった」、「その後、先生は事故で亡くなられた」、「当時、奥さんのおなかが大きかったのに」。そう、彼女は、話題の主である画家本人より、まずその奥さん(実際には、不倫中の森崎夫人だったわけですが)のことを思い出しているのです。 それなのに、森崎夫人と顔を合わせても、何の記憶も呼び戻されなかったんでしょうか。また逆に、森崎夫人のほうでも、内海刑事が「あのときの女の子だ」と気付かなかったんでしょうか。坂木を殺そうとまで思い詰めていたのなら、「あのときの女の子」のことだって、当然気に掛かっていたはずじゃないでしょうか。その気になれば、それが誰であったか、探偵社などを使って調べることもできたはず。森崎家はかにり裕福なように描かれているのですから、それくらいのゆとりはあったでしょう。 今回、もっとおかしかったのは湯川の行動です。万事に軽率な内海刑事が、名前を呼んでも返事しない相手を探しながら、船倉のようなところに降りていくのは、まあ良いとしましょう。しかし、そのあとを追っかけて来た湯川までが、ああいう形で閉じこめられてしまうのがまず不自然。しかもこのとき、湯川は「確認したいことがある」と言っていますが、当然、その相手は坂木であるはず。なのに、坂木が逮捕された後も、湯川は何も訊こうとしていません。 船倉に閉じこめられるシーンそのものも変です。画面で見ていても、どういう構造になっているのかよく分からないんですが、最初にハシゴのようなものが見えていたところから、天窓のような部分に坂木が顔を見せるまでの間隔が短すぎる気がします。まあ、それは良いでしょう。そんなのより問題は、天窓から携帯電話を放り出して、メールを発信しようというところです。あの高さなら、湯川が内海刑事を肩車でもすれば、もっと楽に携帯を外に出せたのではないでしょうか。肩車を恥ずかしがるような場合じゃないでしょうに。「もう携帯がもちません」なんて言われる前に、湯川ならそれぐらいのことに気付いて当然だと思うんですが。 湯川の怪行動はまだあります。坂木が逮捕された後、大学まで送ると申し出た内海刑事に「いや、少し寄ってもらいたいところがある。森崎家だ。訊きたいことがある」といい、その門前までやってきて、突然ひらめいたように、パトカーの窓に数式を書き始めるところ。この手のシーンは、「ガリレオ」のお約束みたいなものですが、これまでのエピソードでは、こじつけではあっても、物理計算が絡む余地がありました。しかし今回は、「三角お屋根、棕櫚の木、2匹の怪獣」という絵描き唄の文句と、森崎家の外観とが同じ、ということに、到着してすぐに気付いたとしか解釈できません。それなのに、あの数式。一体彼は、何を計算していたのでしょう。 この事件、「物理とは関係ない事件はこれで最後にしてくれ」というセリフどおり、本来なら心の問題というべき謎が中心でした。その面でも変なところがあります。森崎夫人が、ほんとうに北野宗平を殺したりするような関係だったとすれば、娘に「礼美」なんて名前を付けるでしょうか。湯川は、「物音がしたからといって猟銃を持ち出すなんて、用意が良すぎる。それこそ予知能力だ」なんて言ってますが、別に、それほど不自然ではないでしょう。だって、夫人の言葉を信じるなら、得体の知れないストーカーにずっとつきまとわれていたんですよ。そんなことより森崎夫人が、あの占いの館で、例のオブラートのメッセージを書いたというのは、あまりにおかしくありませんか? ※この記事はブログ村 ミステリー・推理小説にエントリーしています |
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ガリレオ6
先週はバックレました。録画をしましたが結局見ませんでした。録画したものの上から「風林火山」を録画してしまったのでこの後も見ることは無いと思います・・・。で、第6話、いきなり「オカルト」なオープニング。そっか「オカルトドキュメンタリードラマ」なんでしたっけ?しかも「ロミオとジュリエット」みたいだし、なんで一般宅に猟銃が普通にあるのかなー? ...続きを見る |
ブルー・カフェ 2007/11/20 13:59 |
ガリレオ〜第6話・水に浮かぶ文字!
ガリレオですが、三角お屋根のお洒落な家の二階にお姫様が住んでおり、一人の男が呼ばれて窓から侵入します。すると母親が現れ、猟銃で撃ち殺そうとします。 内海薫(柴咲コウ)は占いに行くのですが、モリサキレミという店の水甕占いです。水甕はほとんど球ですが、そこに何か見えるそうです。水甕占い師は薫の幼馴染・ハチで、薫は占いそっちのけで懐かしがります。(ガリレオ第6話・夢想る、感想、以下に続きます) ...続きを見る |
一言居士!スペードのAの放埓手記 2007/11/20 16:47 |
ましゃは婦警と合コン希望(ガリレオ#6)
ゲストが誰でも対応できる。それが|あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο『ALWAYS 続・三丁目の夕日』舞台挨拶@日劇1 (堀北真希)『ガリレオ』 「ガリレオ研究室」ヤマモトメグミ・エノキマリコ・チャバシラタツコは有り得て、ナメコミユキ・シイタケトモヨ・モリサキレミは有... ...続きを見る |
|あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο 2007/11/20 23:52 |
月9★ガリレオ(第6話)茶柱たつ子
ガリレオ第6話「夢想る(ゆめみる)」は堀北真希と手塚理美がゲスト出演。 今回は ...続きを見る |
子育ちパパの航生日誌Q2.0 2007/11/21 15:22 |
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