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zoom RSS 2007年に聴いたクラシックCDを振り返って。

<<   作成日時 : 2008/01/02 23:59   >>

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ドラマにアニメにゲームと、マルチな展開だった『のだめカンタービレ』のおかげで、昨年はクラシック売り場も若干の活況を呈した一年でした。

それが原因なのかどうか、この一年で国内発売されたクラシック関係の新譜CDを見渡してみると、わりにベーシックなプログラムになっているものが、ふだんの年より多かった気がします。反面、私のような珍曲コレクターには、やや不満な年になってしまいました。特に、大好きなピアノコンチェルトの分野が不作だったのは非常に残念です。

まあそんなわけで、CDの購入枚数は例年と比べるとかなり少なかったんですが、この一年がどんな年だったかを記憶に残しておくために、各分野で気に入った、あるいは印象深かったCDをリストアップしておくことにしました。これはたとえば「レコード・アカデミー賞」みたいに誰かにオススメしたいとか、これがベストだとかいうようなもんじゃありませんが、それぞれの分野に興味をお持ちの方には面白いかもしれません。

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【交響曲部門】
  山田耕筰:長唄交響曲『鶴亀』/交響曲『明治頌歌』/舞踊交響曲『マグダラのマリア』
   湯浅卓雄(指揮) 東京都交響楽団ほか
   (ナクソス 8.557971J)

 ※十代目杵屋六左衛門による長唄の名作と、西洋オーケストラの響きを融合させた『鶴亀』は一聴の価値あり。
  縁起も良いですし。『マグダラのマリア』は初レパートリーじゃないですが、聴いてて気持ちの良い曲です。

【管弦楽曲部門】
  ヒナステラ:バレエ音楽『パナンビ』(全曲)/バレエ音楽『エスタンシア』(全曲)
   ヒセレ・ベン=ドール(指揮) ロンドン交響楽団ほか
   (ナクソス 8.557582)

 ※ゴットシャルクの管弦楽曲全集とどっちにするか迷いましたが、演奏のレヴェルが段違いなので、こちらにしました。
  『パナンビ』、『エスタンシア』ともに、全曲版というのはこれが初めてじゃないでしょうか。
  このほか、グリーグの没後100年ということで出た「ピアノ曲の管弦楽編曲集」が面白かったです。

【協奏曲部門】
  スターンデイル=ベネット:ピアノ協奏曲第4番ヘ短調/バッシュ:ピアノ協奏曲ホ長調 ほか
   ハワード・シェリー(指揮とピアノ) BBCスコティッシュ交響楽団
   (ハイペリオン CDA67595)

 ※ともに19世紀イギリスの作曲家によるコンチェルト。バッシュ(Bache)は25歳で夭折したピアニストです。
  それにしても、ホ長調のピアノ協奏曲ってのはけっこう珍しい気がします。

【室内楽曲部門】
  アレンスキー:弦楽四重奏曲第1番ト長調/第2番イ短調
   アンサンブルSAKRA
   (あ佳音 AKANE1015)

 ※ピアノ三重奏曲は何枚か出ているアレンスキーの室内楽ですが、こちらは国内盤では初めてのレパートリー。
  第2番のほうは、ヴァイオリンではなくチェロが2挺という珍しい編成の四重奏です。

【鍵盤楽器部門】
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調/第31番変イ長調/第32番ハ短調
   仲道郁代(ピアノ)
   (RCA BVCC34108)

 ※「美女演奏家部門」を作ろうかと思うくらい、昨年は綺麗な女性アーティストの多い年でしたが、この人は別格。
  実力ナンバーワン、いま一番脂の乗りきった日本人ピアニストだと思います。

【弦楽器部門】
  デュロゾワール:ヴァイオリン・ソナタイ短調 ほか
   ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(ヴァイオリン) ロレーヌ・ド・ラテュルド(ピアノ)
   (アルファ ALPHA105)

 ※デュロゾワール(1877〜1955)はフランスのヴァイオリニスト。生前、作品は全く出版されていない幻の人です。
  作品の響きはドビュッシー風であったりフォーレ風であったりと古風な感じ。

【管楽器部門】
  ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調/第1番ヘ短調/ライネッケ:フルート・ソナタホ短調『水の精』
   エマニュエル・パユ(フルート)、イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
   (EMIクラシックス TOCE55873)

 ※ブラームス晩年の傑作である2曲のクラリネット・ソナタをフルートで演奏したもの。これが意外に素晴らしいんです。
  また、ライネッケのソナタは知る人ぞ知る名曲。フルートがお好きな方にはぜひオススメしたい1枚です。

【オペラ・声楽曲部門】、【音楽史部門】、【現代音楽部門】
  該当盤なし

 ※すいません。この一年は、何か選べるほど聴いてません(w)。

【歴史的演奏部門】
  エルガー自作自演集
   エドワード・エルガー指揮、ピアノ、語り ロンドン交響楽団 ユーディ・メニューイン(Vn) ほか
   (EMIクラシックス TOCE55691〜71)

 ※「威風堂々」に交響曲、ヴァイオリンとチェロの協奏曲、「愛のあいさつ」ぐらいしか知らなかったエルガー。
  その全貌がわかります。冗長だと思っていた作品群も、本人の演奏だとまったく違って聴こえますね。

【特別部門】
  舘野泉 その左手のために(左手のためのピアノ作品集−3)
   舘野泉(ピアノ)
   (avexクラシックス AVCL25119)

 ※私の大好きな作曲家・林光の新曲「花の図鑑」というのが収録されています。
  左手だけで、これほど華やかな響きが創りだせるとは!
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我ながら、偏ったセレクションになってしまいました。今年は、クラシック音楽を聴き始めた頃の初心にかえって、素直な聴き方をしていきたいと思います。

※この記事はブログ村 クラシック音楽鑑賞にエントリーしています。

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