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help RSS ミステリマガジン 2007年7月号

<<   作成日時 : 2007/05/31 23:57   >>

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今月号の特集は、「ミステリ者のロマンス入門」。目次のとこを見ると、ロマンス小説は実はミステリの数倍も売れている、なんて書いてある。

そんなの、にわかには信じがたくて、業界のとある事情通に訊いてみると、全くその通りなのだとのたまう。まあ、考えてみれば、早川のミステリ文庫だってリンダ・フェアスタインの“女性検事アレックス・クーパー”シリーズみたいな、ほとんどスレスレのやつを出してるしなあ、なんて思っていたら、フェアスタインって結局そっち系の作家だったわけですね。

むかし、東京創元社も、解決編が袋とじになっている“イエローブックス”っていうのを五冊出したことがあって、「読者への挑戦」式の本格シリーズかと思いきや、中身はロマンス小説みたいだと思った経験もあったけど……あれもそのクチだったのかも。

でも不思議なのは、自分の周りに、ミステリを読んでる女性はいても、ロマンス小説を読んでる女性なんか見たことないっていう事実。これはつまり、そういう性癖(?)を公言する人も、ひと前でおおっぴらに「ナンとかロマンス」に読みふけっている人もいないからってことなんでしょうか。言い換えれば、ロマンス小説にハマってますなんざ、「趣味は読書」という人間なら恥ずかしいことなのに違いない。ああ、すみません。これは言い過ぎです。だって、私もロマンス小説読んだことあるし。面白かったし。でもなんていうか、オバサマが“冬ソナ”にハマって「ヨン様〜」なんて叫んでるシーンを連想しちゃうわけですよ、どうしても。

さて、特集中には「ロマンス早わかりチャート」なる図が掲載されていて、この世界にもいろんなジャンルがあることがわかります。ミステリ系ロマンスというか、ロマンティック・サスペンスというのは、四〜五年前までは主流だったのに、この二〜三年はサスペンスが入らなくなってきたんだそうな。で、代わりにウケているのがヒストリカル。摂政時代やビクトリア朝のイギリスとか、中世ヨーロッパ、アメリカが舞台なら開拓時代のお話。これに、ミステリや“パラノーマル”(ヴァンパイアとか魔法、人狼なんかが出てくるようなヤツ)の要素がからんだのもあるらしい。

で、特集として載っている短編三本のうち、二つまでがこのパラノーマル(うち一本はヒストリカルでもある)。これって、ランドル・ギャレットの『魔術師が多すぎる』(これは密室ミステリ)みたいな設定じゃないか……って思ってたら、まったくそのとおりでした。もっとも、女性が書いているだけあって、お話の作り方は全然違いますけど。でも、確かに面白かったので、気が向いたらこういうジャンルにも手を出してみようかな、と思った次第。うーん、われながら節操がないなあ。

※この記事はブログ村 ミステリー・推理小説にエントリーしています。

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