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出来の良いミステリを読み終え、真相がわかった上で読み返すと、いろんな発見があるものですが、このドラマで同じことをやってみると……。 前回からの続きで、芋ようかんの箱に仕掛けられた爆弾が、都内のあちこちにばらまかれている、と思っていたら、そのほとんどが本当に芋ようかんで、最後に警察に持ち込まれたのだけが本物だった、というシチュエーション。前回の段階で、犯人が女(水川あさみ)であることは視聴者にわかっていたのですが、実はその裏にもう1人いて……というのが今回のお話。1つ前のエピソードでも、男女の共犯が扱われていましたが、同じパターンを持ってくるとは、やや芸がない感じです。 それにしても、前回の番組終了時に流れた「次回予告」の部分で、ちょっと考えると真犯人がわかってしまう、という作りはお粗末ですね。こういうのは、伏線というよりボロが出た、というべきでしょう。それにしてもまあ、このエピソードはツッコミどころが多すぎて、もうボロボロ。特に、笹野高史さんにあんなつまらん演技をさせたところなんかは、演出も脚本もどうかしてますね(w)。こういうドラマでも、放送が終わってから数ヶ月もすればDVD化されるんですから、繰り返し観る人だっていることを予想しなきゃいけないはず。 前回、玲子(米倉涼子)に「交渉班からはずす」という話を高林警視正(大杉漣)がするシーンがありましたが、その指令は結局どうなったんでしょう。また、そのシーンの直後に高林が、どこかに電話しているシーンがありましたが、あれは一体何のことだったんでしょう。単なる思わせぶりだけで、全く伏線でも何でもなかったってことなんでしょうか。とにかく、そういう中途半端に感じに視聴者を置き去りにしてしまうシーンが多くて、ものすごく消化不良。 ジャイロセンサー式の爆弾は、周囲の振動を関知して起爆装置が作動する、というお話ですが、それならあの最初の喫茶店のシーンで、とっくに爆発してるでしょう。あれだけドタバタしてたんですから。いや、あれは実際にはただ芋ようかんだったわけですが、起爆装置が作動してしまえば、「爆弾処理をする人間に絶望を味わせる」という、犯人の目的も全く達せられないことになってしまいます。これは、本物の爆弾が墨田によって交渉班の部屋に持ち込まれたところでも同様です。 だって、まず「芋ようかんの箱に爆弾が仕掛けられている」というのは、この時点でみんなが認識していたこと。すると、墨田が箱を開け、システムを起動させてしまう前に、この箱が爆弾であると気づいてしまった可能性も大きかったはずです。しかも、この時点では、犯人には部屋の中の様子は見えていなかったわけで、実際、墨田は無造作に紙袋から爆弾入りの箱を取りだしているシーンがありました。この時にもし爆発していたら、爆弾処理班が到着する前にすべてが終わってしまい、犯人には何のメリットもないことになります。 それだけでなく、この企みが失敗してしまったら、やがて女の共犯者の線から真犯人があぶり出されてしまう危険が飛躍的に大きくなるんですから、とても危ういバランスの上で成り立っているずさんな計画としか言えません。これでは、極めて周到な準備をしているらしい、真犯人のメンタリティと合致しなさすぎです。まあ、メンタリティといえば、爆弾を抱えている墨田といい、その他の交渉班の面々といい、あまりにも緊張感がなさすぎ。こんな時にギャグを飛ばすヤツまでいるんですから。 それにしても、玲子のクローゼットの扉の内側に貼られている桐沢(陣内孝則)、木崎(筧利夫)、長谷部(鈴木浩介)、墨田の写真は何の意味があるんでしょう。単に恨みがましい気持ちで、こういう写真を貼るようなタイプではないはずですから、必ず何かがあるだろうとは予想されますが、この脚本家はいい加減ですから、そうとも断言できない感じ。どっちにしても、少々あざとい引きですね、この終わり方は。 ※この記事はブログ村 ミステリー・推理小説にエントリーしています。この記事が何か参考になりましたら、ポチッと応援クリックをよろしくお願いします。 |
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のちんかんさん、はじめまして。 |
suzie 2008/02/29 14:27 |
どうも、超亀レスで申し訳ありません。 |
のちんかん 2008/03/24 13:21 |
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